先日、ある仕事の依頼を受け、一人の職人さんと話してきました。
彼は奈良にお住まいで、年は50過ぎ、私の少し上です。
針葉樹を使い繊細なお仕事をされます。
まさに工芸品です。
かなり、有名な方で、その技術、及び木に関して相当な知識をおもちです。
私なんか、まだまだヒヨッコですね、、、
木の奥深さを感じております。
ただ、モノ作りの技術や知識に関しては彼からすれば確かに私はヒヨッコです。
反対にモノ作りをいかなる場所に合わせるか、最終クライアントに本当の意味で喜んでいただく為のモノ作りに関しては彼は卵状態です、というより知識や、技術がかえって、邪魔をしてしまうのです。
その議論に終着点はなく平行線のまま時間は経ってしまったのでした。
申し訳ないですが、
自分が工芸品を作り、それをそのモノだけのフォルムに酔いしれ、技法がどうだ、とか、総無垢であるとか、価値観が違えば全く手作り家具の意味も変わってきます。
家具は飾るだけのモノでなく、使うものだと思います。
勿論、木のぬくもりや、木を生かすデザイン、デザインも空間を含めた中のデザインが大切なのです。
彼の知識と技術を生かせる家具作りが出来れば良いのですが、
アタマでっかち?木工家の思い?違うでしょ!
お客様の思いの上に貴方の思いや技術をのせなくては、、、
家具は買い替えが難しいモノです。カバンや服とは違います。
作家や、木工家だけのエゴを押し付けてはいけないような気がしてなりません。
ゴメンナサイ。
今日はちょっと熱くなってしまいました。
私は、家具のプロデューサーとして、人、場所、技術、材料、そしてデザインをお客様の為に組み立てたいです。